優しい行いがつくる夫婦の絆

結婚生活を豊かにするための小さな習慣


― 愛は言葉よりも“行動”で伝わる ―

夕食のあと、夫がそっとコップの水を差し出した。
「今日は疲れたでしょ」
その一言に、妻は思わず微笑んだ。

たったそれだけのことなのに、心がふっと軽くなる。
――愛は、言葉よりも“行い”で感じるもの。



💠幸せにすると誓ったはずなのに

ゴードン・B・ヒンクレー大管長は、夫婦が互いに優しさを示し合うことの重要性をこう教えています。

「すべての夫,すべての妻が,伴侶の心を休め,伴侶を幸せにすることを絶えず実行するならば,離婚などほとんどなくなるでしょう。言い争いはなくなり,非難を浴びせる声も消えるでしょう。怒りを爆発させることもなくなります。そして虐待と辛らつな言動が,愛と思いやりに変わるでしょう。」

結婚式の日、私たちは「幸せにします」と誓います。
けれど、日々の忙しさや疲れの中で、その約束を思い出す時間はどれくらいあるでしょうか?

ほんの少しの“思いやりの言葉”を省いたり、相手の気持ちよりも“自分の正しさ”を優先してしまったり――。
気づかないうちに、「幸せにする」という誓いよりも、「正しさを主張する」ことが大事になってしまうのかもしれません。

でも、愛は完璧な状態で保つものではなく、日々の小さな優しさで守り育てていくもの
結婚生活とは、誓いを一度立てたあとに“繰り返し思い出して実践する旅”なのです。


🕊成長を支え合う喜び

ヒンクレー大管長は、さらにこう語っています。

「人生で出会う女性たちには,特別な資質や神聖な性質が賦与されています。女性が周りの人に親切な愛の手を差し伸べられるのはそのためです。女性の内にある才能や意欲を伸ばす機会を提供するなら,彼女たちが人に手を差し伸べるのを励ますことになります。」

結婚前は、相手の夢や成長を応援できることが、何よりも嬉しく感じられます。
「彼女が頑張っている姿を見るのが誇らしい」――そんな気持ちが自然と湧いてきて、支え合うことが“愛の証”のように思える時期です。

確かに、結婚前は彼女の成長を助けられることが嬉しいし、
より近い関係だからこそできる“特権”のようにも感じます。
その時間の中で、お互いが「本当に好きなんだ」と確信できた瞬間もありましたね。

でも、結婚生活が長くなると、相手を「支える」よりも「求める」ことが増えてしまうことがあります。
そんなときこそ思い出したいのが、この言葉です。

「わたしが飛べるように、あなたはいつも翼をくれたわね。」

互いが相手の翼になれる関係。
それは、恋の初めだけに限らず、夫婦として歩み続ける中でも育てていける愛のかたちなのです。


🌷優しさを“行動”に変える練習

夫婦関係を深めるための学習活動として、こんなワークがあります。

📝「優しい行いリスト」を作ってみよう

  1. 伴侶にもっとしてほしい“具体的な行動”を10項目書く。
     (例:「どんな一日だったかを尋ねる」「手をつなぐ」「感謝を言葉にする」など)
  2. 1週間、毎日そのリストから3つのことを実行してみる。
     もし相手がしてくれなくても、怒らずに自分から行う。
  3. 行動したとき、そして相手に優しくされたときの気持ちに注意を向ける。

優しい行いを通して、愛や感謝を“感じる”感覚が自然と育っていきます。
これは単なる課題ではなく、互いの心を温め直すための小さな再出発です。


💞まとめ

  • 愛は言葉よりも“行動”で伝わる。
  • 結婚の誓いは、一度ではなく“日々思い出して実践する”もの。
  • 相手の成長を喜び、優しさを示すことで、夫婦の絆は深まる。

たとえ小さな一歩でも、今日の優しい行いが、明日の安心と幸福をつくります。


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